GROUP EXHIBITION
EXHIBITION DETAIL
開催期間:2020/7/6(Mon)〜7/11(Sat) 12-30-20:00* *7/11(Sat)のみ 17:00まで
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Dimension2020
本展覧会では、既存の枠組みではなく、独自のアプローチ、技法とセンスが際立つ弊画廊が注目する6名の実力派作家の選抜グループ展となります。
展示タイトル「Dimension」は、次元や広がりを意味する言葉です。
21世紀初頭から急速に発達したインターネットをはじめとする新しいメディアの普及は、様々な問題を抱えながらも従来の媒体や枠組みを転換させ、数年前までは私たちが想像もできなかった次元へと世界は変貌しております。
アートの分野においても、既存の表現方法にとらわれず、より多様な手法の作品が次々と生み出され、デジタルアートやCG技術を駆使したイラストレーション、アニメやマンガなどのサブカルチャーの発達は、アートや美というジャンルそのものの境界を曖昧なものにし、日々流動的に変化しています。これまでアートの世界に関心を持たなかった人たちも、イラストやアニメという媒体によって様々な次元で社会に対する問題提起を何らかのかたちで残すとき、こうした身近な表現方法はそれを受け取る側にもストレートに入り込み、今後のアートシーンを形作る新しい潮流となるでしょう。
本展覧会では、現代社会の次元や広がりをテーマにアートポイント選抜による6人の若手及び中堅作家たちの多種多様な表現スタイル、個人の内面で紡ぎだされる多元的なイメージや世界観をを現代のアートシーンの新しい潮流として展観したいと思います。
We have selected a few artists who approach art in their own unique ways, with technical mastery and their “aura” of being artist.
The name of the exhibition, “Dimension” is a word that defines a measurement of something in a particular direction, especially its height, length, or width; and/or a part or feature or way of considering something, according to a dictionary.
New digital media such as internet has changed the traditional format of the world. The world we live in is completely different to what we might have imagined a few years ago.
It is the same with the art scene. The idea of visualizing concepts is nothing like what it was 10 years ago, with most contemporary artists seeking different ways of approaching art, such as with digital art, illustration using CG technology, animation or comic books. People who were not particularly into the world of art can now be interested in art or aesthetic of it, and they can even feel close to contemporary art because the idea of art is different to what is was before.
Questioning what is happening in our world and problem solving can be done in the process of art making, and because now that art can interact with our every day life now, everyone can be a part of the new art movement.
Contemporary society and its dimension is the theme of this exhibition, ” Dimensions”. 6 artists participated in this exhibition have their own ways of working, and we wish to be a small part of the chemical reactions between the personalities of their works exhibited.
展示風景
作品紹介動画
ARTIST PROFILE
浦田 沙緒音 Shion Urata
1994年、東京都世田谷区生まれ。
「影とは存在の痕跡」と位置づけ、影のある作品を制作。
2003年のイラク戦争を発端に社会活動を始め、また自身が被爆三世であることも作品の大きな根源である。
2015年
初個展「in the shuhari 」を開催。
2016年
長谷川裕子氏キュレーションのもと行われたULTRA AWARD「New Organics」にて浅田彰賞を受賞。
2017年
群馬青年ビエンナーレ入選。UDSオフィスにて展示。
2019年
「independent Tokyo 2019」出品、ヤングアーティスト公募展「いい芽ふくら芽」入選。
尾崎 愛実 Megumi Osaki
HP
<Profile>
1995年 愛媛県出身
2019年 東京藝術大学絵画科油画専攻 卒業
受賞歴
2020年
第15回 TAGBOAT AWARD 入選
2019年
第29回紙わざ大賞 準入選
アートオリンピア2019 佳作
個展
2017年
「したもい」Laetitia Gallery Wall
グループ展
2020年
「15th TAGBORT AWARD 入選者グループ展」(渋谷ヒカリエ8F CUBE1,2,3 )
2019年
「第29回紙わざ大賞入賞作品展」(東京交通会館 2Fギャラリー)
「アートオリンピア2019」(東京都美術館)
「東京藝術大学 卒業・修了 作品展」(東京都美術館)
「東京藝術大学 美術学部絵画科油画専攻卒業制作学内展 スケール」(東京藝術大学上野キャンパス)
2018年
「藝祭2018」(東京藝術大学上野キャンパス)
2017年
「東京藝術大学 美術学部絵画科油画専攻3年 展覧会 蜃気楼」(3331アーツ千代田)
「藝祭2017」(東京藝術大学上野キャンパス)
2016年
「浮かぶ体温」(北千住ギャラリーココノカ)
<Statement>
私は自分自身の身体的特徴や経験などから得た気づきを、チラシなど身近な素材やモチーフを使って表現しています。
作品のモチーフである衣服を「個々のキャラクターや立ち位置を示し、それらしく生きるための衣装」と捉え、ファッションとは異なった形で衣服とアートについて考察しています。
また作品を作者である自分自身が実際に着用し、その様子を撮影した写真を共に展示する事で、個人の身体性が衣服に与える影響と衣服が心身に与える影響の二つの関係性を表しています。
それと同時に素材の特徴や面白さをより感じられるような展示形態を試みています。
木白牧 Maki Kishiro
<Profile>
1975年
滋賀県生まれ
2005年
大阪府立大学大学院農学生命科学研究科獣医学専攻博士課程修了(獣医学博士)
2005~2006年
日本学術振興会特別研究員
独学でアクリル画を始める
2006~2009年
鯨類調査員
2010年
出産と育児で作品制作休止
2017年
作品制作再開
<展示歴>
2019年
「東京インディペンデント2019」、東京藝術大学、東京
2019年
「Independent TOKYO 2019 」、東京
<受賞歴>
2008年
「第21回日本の自然を描く展」上位入選
2019年
「第4回星乃珈琲店絵画コンテスト」優秀賞
2020年
「IAG AWARDS 2020」入選
<Statement>
獣医系大学で細胞と鯨類の研究をしていた経験から、 それらをモチーフに根源的な生命力をテーマにした作品制作をしています。 高度に発達した文明に囲まれる私たちの日常には、 生き物としてのリアリティが希薄です。 日常では見えにくい命の形と繋がりを提示することで、 生きているリアリティを人々に誘起すること、そして、感染症のグローバル化や気候変動など文明が招いた危機が迫る中、 未来に向けてどのように舵を切っていくのか社会に問いかけること、 それらの表現を模索しています。また、海岸で拾ったプラスチック片を張り付けるなど物が訴える力を借用した表現と、日本の美術と精神をリスペクトした表現の模索を行っています。
佐々木 良 Ryo Sasaki
HP
<Profile>
1985年 大阪府生まれ
2006年 独学で芸術を始める
【主な活動歴】
2020年
「Identity」 個展 igu_m_art (大阪)
「佐々木良 現代アート着物 × 和男師 帯ベルト 展示&受注会」
音株式会社コラボ企画 高島屋大阪店 (大阪)
2019年
「Salon Art Shopping」 アートフェア Carrosel du Louvre (パリ)
「Independent」 アートフェア ヒューリックホール (東京)
「AFAF AWARDS 2019」 入選 福岡アジア美術館 (福岡)
「Rezept」 個展 igu_m_art (大阪)
「佐々木良 現代アート × 音遊 kimono」
音遊株式会社コラボ企画
・<大和語りべ奉納講演> 衣装提供 大徳寺聚光院 (京都)
・音遊ファッションショー(南フランス)
2015年
「佐々木良展」 個展 GOMA-JET/CAFE 個展 (大阪)
<Statement>
私の作品にはルールがあります。
それは売る為という主軸の作品ではなく生涯残したいという主軸の作品であること。これに対し手法のルールもあります。
無意識の中で制作することで今の考えを可視化しコンセプトが内蔵された作品を脳科学から考察し言語化します。現在、塗料はアクリル絵具のみを使っておりこれはアクリル絵具を個人と捉え技法を描くことに限らず、切る、縫う、彫る燃やすなどの行為を手術と捉えています。混沌とした現代社会を生き抜くためには心の手術が必要です。秩序を生み出す為にメスを入れ、破壊し再生へと導きます。
作品を通してご覧いただく皆様の心の中にメスが入れば幸いです。
中村 知嗣 Tomotsugu Nakamura
<Profile>
兵庫県尼崎生まれ。
大学時代から写真家として活動を開始。その後、植物に呼ばれ、植物を使った作品を生み出す。
現在は、植物作品他、平面作品や陶磁器にも力を入れる。
1987年生まれ
2016年 フラワーアートアワード@東京都
2017年 奥能登国際芸術祭 @石川県
2020年 Contemporary Art Salon@台北
柳町 貴子 Takako Yanagimachi
<Profile>
東京出身。
世界の美しいものを収集したいという気持ちから作品を作っています。世界を構成する1つ1つの生物・無生物の、複雑で緻密なありように心惹かれます。一般的な美しさだけではなく希少さや神秘性を感じると、私たちが今ここにいることの奇跡に気付かされます。
さらに、健康に関する知識の普及とアートを結び付けられないかと考えています。健康であるうちに病気について知ろうとする人は多くはありません。けれどアートはそうした人々にも届くからです。
I’m from Tokyo.
I make works with the desire to collect the beautiful things of the world. I am fascinated by the intricate and intricate nature of each living and inanimate part of the world. Feeling not only general beauty but also rarity and mystery, we realize the miracle of our being here.
Furthermore, I think that I can connect the spread of knowledge about health and art. Not many people want to know about an illness while they are healthy. But art can reach those people.
<問い合わせ>
E-mali : artlinks★artpoint.jp又は、お問い合わせフォームからお問い合わせください。
「★を@に変えて送信してください」
For further info on exhibition display and content, please refer to this link
GALLERY ART POINT ギャラリーアートポイント では、現代美術の絵画や立体作品、インスタレーションなどの展示をメインとして貸画廊、企画画廊として1969年に開廊しました。
今後も広く現代作家の紹介に努めるとともに若手作家から著名な作家まで、個展グループ展での参加者を募集しております。
インスタレーションや立体作品を展示する場合は、展示台も貸し出しております。
開催内容、出展についてのお問い合わせはこちらからお願い致します。
担当:渡部 清子