GROUP EXHIBITION
Imagination -それぞれの幻想世界へ
美術作品は、人間の心の中に浮かんだ幻想的なイメージが、想像力ゆたかに表現されることがあります。現実にはありえないような出来事が起こる作品世界など、古くより作品の中でさまざまに表現されてきました。
宗教的な主題や、神話や伝説、あるいは想像力をかき立てる幻想的な文学の世界も、美術作家たちに異世界への扉を開かせます。 視覚化された異世界は、それが現実ではないと分かっていたとしても、見る者の知覚を揺るがし、その幻想世界へと引き込んでいきます。
様々なImaginationの世界(幻想絵画)は独特の色彩で幻想的な世界を描いたマルク・シャガールや、草花や星などをモチーフにした繊細な装飾と、しなやかで美しい女性達を斬新的にデザイン化したアルフォンス・ミュシャら美術の巨匠たちにも描かれてきました。
個人には、それぞれに様々なImagination想像力や記憶があると思います。
本展“Imagination -それぞれの幻想世界へ“では、そんな一人一人が持つ幻想世界に焦点を当て、それぞれの多種多様な表現スタイル、個人の内面で紡ぎだされる記憶やイメージを展観し幻想美術の可能性と方向性を提示します。
In works of art, images of the fantastic wrought from the human mind are expressed through rich imagination. Works expressing things and events impossible in reality have existed since antiquity.
The fantastic world of literature, which draws on religious themes, myths, legends, or imagination, opens the door to new worlds for artists as well.
Viewers are drawn to these other, visualized worlds, which shake our perception though we know they are not real.
Diverse worlds of imagination have been created by such masters as Marc Chagall, who painted visionary worlds with unique colors, and Alphonse Mucha, whose innovative designs featured delicate flower or star motifs and beautiful, supple women.
We believe each individual possesses their own diverse powers of imagination and memory.
In “Imagination—To Each Their Own Fantastic World”, we exhibit the memories and images wrought from within each individual and their diversity of artistic styles with a focus on the fantastic worlds of each individual artist, showing the possibility and direction of visionary art.
展示風景
YouTube動画
ARTIST PROFILE
きたの いまぎ Imagi Kitano
<Profile>
2005年 (株)アートコミュニケーション パブルスブルグ賞 受賞
2006年 京都造形芸術大学 芸術学部/美術科/通信教育部/洋画科 卒業
2007年 世田谷絵本美術館グループ展 出展
2008年 布久庵(高山市)個展
2010年 日本文学館出版大賞展 特別賞受賞
詩画集『ラクダにのって砂漠を旅する』 出版
2011年 森の響 家具作家Trunkさんとふたり展(以後数回に渡り開催)
2013年 ぎゃらりぃ木屋(犬山市)家具作家Trunkさんとふたり展
われもこう(春日井市)家具作家Trunkさんとふたり展
2014年 (株)カワイ楽器製作所 こども絵画造形教室 勤務
2014年 えいこーんず(名古屋市)個展
2015年 長久手アートフェスティバル、木もれ陽(長久手市)個展
2016年 長久手アートフェスティバル、木もれ陽(長久手市)個展
2017年 (株)カワイ楽器製作所 こども絵画造形教室 病気のため休職
2017年 Gallery ART POINT(東京) imaginaire2017セレクション展 出展
2018年 Gallery ART POINT(東京) 個展
長久手アートフェスティバル、長久手中央図書館グループ展 出展
2018年 奈良町物語館 手製本グループ展 出展
2019年 ART POINT in Paris(パリ) 出展
2019年 長久手アートフェスティバル、Cafe Meal BAROQUE(長久手市)個展
*2006年〜2019年 クラフト市などで ポストカード、手製本の販売
<Statement>
想像するとはなんだろう・・と思います。人間の思考は脳という一つの箱の中で閉ざされたものでしょうか。
例えば本を読んでいる時、文章を追う事で絵や映像が見えてきます。
景色を見た時、その場でおきたかもしれない古い出来事が頭に浮かび流れてくるような事もあります。
そして人や動物そして植物と対峙していると相手の気持ちを感じるという事もあります。
それらはみな想像するという事であると思います。
植物をみつめながら、その精密な構造に魅力を感じます。
ひとつひとつの花弁、傾き、葉と葉の共演、植物の形を紐ときながら小さな植物の声に耳をすませます。
どんな小さな植物にも命が宿っていて心を感じます。
想像とは心静かに対象と対峙する会話ではないかと思います。
一輪の花、野の草たちのささやき、唄を 感じて頂けたら嬉しいです。
伊藤 康子 Yasuko Itou
<Profile>
武蔵野美術短期大学、
セツモードセミナー 卒業
第44回ザ・チョイス展 入選
第46回ザ・チョイス展 入選
第47回ザ・チョイス展 入選
第7回ザ・チョイス年度賞 入賞
第10回イラストレーション展 入選
GALLERY ART WAD’S/個展「Home」
HB GALLERY /個展「River and Road」
ARTIST GARDEN /グループ展「動物展」「イースターエッグ展」
GALLERY ART POINT/グループ展「Stories 2018」
GALLERY ART POINT/グループ展「Stories 2019」
GALLERY ART POINT/「大賞展 Kizuna 2019 」
正方形枠は、定格で窮屈な囲を表しています。
ちいさく丸まり、きつく絡み うねる様は、抑圧に封じこめられ窮屈に内に閉ざしているかのように見えるけれども、それは解放前の収縮期。エネルギーをためこみ始動の好機を狙っているのです。
使用したヘアや被毛の素材(着せ替え人形の髪や縫いぐるみで親しんだ)は、幼少のころより強い憧れと愛着があるもので、ひとたび撫でればその感触に子供時代の懐かしく甘い記憶がよみがえります。
制作中はその手触りにより、少し和らいだ心地にもなりました。
小林 和枝 Kazue Kobayashi
<Profile>
2003年
グループ展「GEISAIミュージアム」六本木ヒルズ森タワー
2005年
「ワンダーシード」トーキョーワンダーサイト本郷 入選
「トーキョーワンダーウォール公募2005」東京都現代美術館 入選
絵本『ようせいがみえるとき』(文芸社) 出版
2007年
個展「小林和枝展‐ようせいがみえるとき‐」銀座幸伸ギャラリー
2008年
「シンジュクアートインフィニティ第4回公募展」(株)丸井、旧マルイシティ新宿 入選
2015年
「第41回現代童画展」東京都美術館 入選
2018年
グループ展「秋叙情展」アモーレ銀座ギャラリー
2019年
グループ展「第1回ドラード芸術祭」京都文化博物館&DORAD GALLERY
グループ展『「素風」大塚恭古 小林和枝』SAKuRA GALLERY
「第45回現代童画展」東京都美術館
グループ展「KSAC ART FESTA 2019」MDP GALLERY
2020年
グループ展「えんぴつ倶楽部クロッキー展2020」Gallery STAGE-1
グループ展「第18回榎塾展」DORAD GALLERY
グループ展「友田いさお追悼展」DORAD GALLERY
他、グループ展多数参加
<Statement>
また、私がつくるものは全て「作品」だと思っています。料理も一杯のお茶も、掃除をした部屋も、おはようの笑顔もおかえりの一言も、全て私の「作品」だと思っています。
楽しい事だけでなく、つらい事、悲しい事、生きていて経験するいろいろな出来事が何かを語りかけ、何かを教えているように感じられた時、今まで見えなかった、気付かなかったものが見えるようになると思います。そうしたら、また違う自分が見え、今よりもっと素敵な作品が作れるようになると思います。
白古 泣 Kyu Shiroco
HP:https://shirocokyu.wixsite.com/idoor
Twitter:https://twitter.com/shirocokyu?lang=ja
<Profile>
2018年
グループ展「髑髏蒐集家展」アモーレ銀座ギャラリー
グループ展「魅惑の瞳展」アモーレ銀座ギャラリー
2019年
グループ展「髑髏狂典 冬」ギャラリーソラト
グループ展「魅惑の瞳展」アモーレ銀座ギャラリー
グループ展「髑髏少女展」ギャラリーソラト
公募第15回ベラドンナ・アート展
グループ展「人非ざるものが棲む世界」The Artcomplex Center of Tokyo
グループ展「プチ・ベラドンナ展」アモーレ銀座ギャラリー
グループ展「0と1で証明する世界」DesignFestaGallery
グループ展「森の遊園にて」Gallery hydrangea
グループ展「-MISTRESS-」アモーレ銀座ギャラリー
アートイベント「Budapest」ミューゼポンヒゴ
2020年
web展覧会「花に囁く物語」Gallery hydrangea
<Statement>
生への憧憬を根幹に。
生きる中で生じる不穏な感情を内包した絵を描きます。
思想や感情を持つとき、世の中の具象が時折混ざり、或いは分離した景色が浮かぶ。人が抱く心象は、唯々認識する現実よりも複雑か、又はよりシンプルである可能性がある。
心象は偽りのない純粋なものだと私は思う。
然し漠然と曖昧に在る。
描くことで、不安や疑念・恐れや悲哀の存在を認め、 形とし、今この瞬間を見つめたいと思うのです。
静華 Shizuka
<Profile>
2015年~
2017年
デザインフェスタなどのアートイベントに出展
2018年
全国美術公募作品展 第14回ベラドンナ・アート展入選
全国公募展 第48回純展入選
2019年
個展「霞香う」銀座奥野ビル アモーレ銀座ギャラリー&ミ・アモーレgallery
全国美術公募作品展 第15回ベラドンナ・アート展入選
グループ展 東京銀座プチ・ベラドンナ展
開廊50周年企画 GALLERY ART POINT大賞展 -KIZUNA2019- 出展
2020年
全国美術公募作品展 第16回ベラドンナ・アート展入選
<Statement>
自身の心象や死生観をベースに絵を描いています。
私が遠い彼岸に向けるまなざし、くゆる悲歎の霞を形に。
シバイクコ Ikuko Shiba
<Profile>
奈良県出身
2016年
武蔵野美術大学 造形学部 油絵科版画コース卒業
2017年
絵本「少年と光の木」出版 / LifeDesignBooks
2018年
個展「Lumen」 / 巷房(銀座)
「版画みやぎ2018」 / せんだいメディアテーク
「L INK1988|2018」 / 金沢21世紀美術館(金沢)
2019年
「版画を買って、お家に飾ろう!」 / 晩翠画廊(仙台)
「Printz」展 / GALLERY ART POINT(銀座)
「版画みやぎ2019」 / せんだいメディアテーク(仙台)
2020年
「版画を買って、お家に飾ろう!」 / 晩翠画廊(仙台)
7月 個展「キミハダレ」 / 巷房(銀座) 開催予定
<Statement>
2017年に出版された「少年と光の木」のリトグラフ原画です。
「自分たちの住む星を見つめて、
この星のために一人一人が何をできるか考えてみよう。」
昨今の地球環境からそんなテーマを題材にした絵本です。
折しも今はコロナで世界中の人々が苦しい生活を余儀なくされています。
一人一人がみんなのために、そしてこの星、地球のためにできることを考える。
「imagination」
それがより良き未来への一歩になると信じています。
なかがわ 寛奈 Kanna Nakagawa
公式サイト
<Profile>
2019
「第75回ハマ展」入選
個展「不規則な旋律」(デザインフェスタギャラリー原宿)
2018
interactive‐youth‐(銀座ギャラリー檜)
究極のエロス(銀座STAGE‐1)
2017
マスだ!展(銀座K‘sギャラリー)
再び泥沼よりこんにちは(デザインフェスタギャラリー原宿)
2016
私のお気に入り(銀座ミレージャギャラリー)
2013
音楽から生まれる絵(銀座ミレージャギャラリー)
他、グループ展やアートイベント、ライブペイントイベントなど多数
<Statement>
1984年、富山県うまれ。
23歳までを富山で暮らす。
幼いころから、宇宙や心、目に見えない「不思議な世界」に興味を持ち、空想することが大好きだった。
25歳でとある「不思議な体験」をし、
その「内的体験」-夢や幻覚、無意識-の世界を絵で表現しようと思い立つ。
見る人に、イマジネーションをもってほしいと日々絵を描いている。
長田 英子 Eiko Osada
<Profile>
・武蔵野美術大学大学院修了
・創画展出品
・セントラル美術大賞展
・住友ミニチュアール大賞展
・ルミネスケッチコンテスト(最優秀賞パリ賞)
1994年
・多摩総合美術展(たましん財団賞、他受賞)
2006年
・横浜北部美術展(審査委員特別賞)
・玉姫神社シンデレラの靴神輿デザインコンテスト最優秀賞
2009年
・現代童画展(セルビア大使館賞)
2010年
・個展(日比谷ギャラリーケニヤ)・日本テレビ<おしゃれイズム>
2011年
・現代童画展(上野の森美術館賞)・エリスマン邸ギャラリー展
・日比谷ギャラリーケニヤ個展〜2016年(毎年)
2012年
〜現代童画展 春季展(銀座アートホール 毎年 )
2013年
・国際美術大賞展(準大賞)
2015年
・横浜北部美術大賞(大賞)
・グリーンナイーブ展(銀座幸伸ギャラリー)
・現代童画展 選抜展(銀座アートホール )
2016年
・現代童画展(春季、選抜、上野本展 )
2017年
・現代童画展(春季、選抜、上野本展 )・国際美術大賞展(会長賞)
2018年
・現代童画展(春季、選抜、上野本展 )・M展 ・グリーンナイーブ展 ・”明日へ”展
2019年
・国際美術大賞展(永森賞)
・現代童画展(春季、選抜、上野本展 )
・ドラードギャラリー カナダ展 ・アートポイント大賞展 KIZUNA
<Statement>
現実の空間と幻想の間を自由に軽やかに行き来する、そんなものを描いてきました。
移動遊園地やサーカスは、その舞台として最も魅力ある場所でした。
何もない広場に突然現れる賑やかな空間、明い楽しいワクワクする場所、”festif”は、
あるいは汗と涙と何かdarkなものを包括しているのかも知れませんが、、、
また、物語の始まりそうな音楽や街角も好きなモチーフです。
日本画の伝統的技法を使って、”festif”を表現していくのも、わくわくする事のひとつです。
土田 圭介 Keisuke Tsuchida
<Profile>
2001年 二科展デザイン部イラスト部門 入選
2002年 デザイン展CHIBA2002 千葉商業美術協会賞一席
2003年 二科展デザイン部イラスト部門 大賞 2010年 個展「土田圭介展」小野画廊Ⅱ(東京)
2011年 グループ展「expression design 展」ミレージャギャラリー(東京) 2012年 個展「静かな鼓動」EHARA GALLERY(東京)
2013年 個展「まるなげの物語」ギャラリーニイク(東京)
アートフェア「Emerging Directors’ Art Fair ULTRA006」スパイラル(東京)
2014年 個展「こころのままに」ギャラリーニイク(東京)
2015年 個展「光と影と絵肌と」PIギャラリー(愛知)
2016年 グループ展「Infini vol.3~現代作家選抜展~」スペース・ゼロ(東京)
2017年 個展「土田圭介鉛筆画の世界展」木内ギャラリー(千葉)
グループ展「Blanc et Noir 2017」GALLERY ART POINT(東京) 2018年 個展「書斎と喫茶展」art lab Melt Meri(東京)
2019年 個展「流れるこころのままに」ギャラリーニイク(東京)
<Statement>
私は「心」や「心の揺らぎ」という曖昧で形のないものの形を考え作品にしています。
自分の中にあるイメージを外に出すという独善的、ナルシストになりがちなテーマにユーモアや皮肉、シュールさなどの客観性を取り入れ、見目の良さ華やかさに惑わされず鉛筆画というモノクロームの世界で自身の求める本物の強さや美しさを確認し模索しながら制作します。
鉛筆の縦の線を重ねて描いた作品は柔らかくも硬質でもある数ある鉛筆画の中でも独特な絵肌の作品になります。
<問い合わせ>
E-mali : artlinks★artpoint.jp又は、お問い合わせフォームからお問い合わせください。
「★を@に変えて送信してください」
For further info on exhibition display and content, please refer to this link
GALLERY ART POINT ギャラリーアートポイント では、現代美術の絵画や立体作品、インスタレーションなどの展示をメインとして貸画廊、企画画廊として1969年に開廊しました。
今後も広く現代作家の紹介に努めるとともに若手作家から著名な作家まで、個展グループ展での参加者を募集しております。
インスタレーションや立体作品を展示する場合は、展示台も貸し出しております。
開催内容、出展についてのお問い合わせはこちらからお願い致します。
担当:渡部 清子
ギャラリーアンドリンクス 81