＜主な経歴＞
1994 東京生まれ
1995 マレーシア、クアラルンプールに渡る
2014 東京藝術大学 美術学部 先端芸術表現科 入学
2018 東京藝術大学 美術学部 先端芸術表現科 卒業＜コメント＞

“When you take a flower in your hand and really look at it, it’s your world for the moment.”

花を手にとってじっと見つめている時は、自分の世界に入る瞬間です。
「花、開く」は、観る人に日常からかけ離れた時と自分自身を取り戻す空間を味わって頂きたいと思い制作しました。花の色を愛で、香りを感じる、そして自然に元気が出る、そのように楽しんで頂けたらと思います。 絵画作品やパフォーマンス作品、あるいはそれらを組み合わせた作品などを作ってきました。学生時代は、自ら描いた油絵「赤いけしの花」の前でダンスパフォーマンスを行いました。赤いけしの花は反戦のシンボルです。戦争によってもたらされる人々の苦しみや悲しみを踊りで表現しました。
私は幼少の頃よりマレーシアで過ごし、いろいろな文化に接してきました。様々な民族や習慣に触れ学んできました。日本では経験することができないことを積み重ねてきたように思います。異文化に接して感じたこと、外国から日本を見て思ったことを絵に表現していきたいです。南国の強い日差しに映える鮮やかな色や、おおらかなマレーシア人の気質などを、日本人の私が表していけたらと思っています。

I can say that my experiences in painting reinforced my enjoyment of painting. I wish for my work to express my feelings and joy in dance and how this is translated into the movement in my paintings.